なぜジャカルタにハラールな日本食?2 日本食レストラン編

2018-07-22ハラール認証 / ハラール産業,インドネシア進出支援

「インドネシアでもドバイと同じように、ハラールであることが100%前提なのだろうか?」
「Block Mには日本食レストランがある」
「ムスリムから聞いた情報を頼りにBlock Mへ」
ハラール認証日本食レストランは、そこにありました。

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ハラール認証日本食レストランを見つけられなかった高級モール

前回のエントリーで訪れた「グレイト・インドネシア・モール」では、ハラルマークを提示している日本食レストランを見つけられませんでした。

「インドネシアでもドバイと同じように、ハラルであることが100%前提なのだろうか?」
そんな疑問を持ちつつ、ハラールラーメン店のスタッフに、ハラールに対応した日本食レストランを知らないかと聞いてみました。「Block Mには日本食レストランがある」 この情報を頼りに、Block Mに向かいました。

やはりあったハラール認証日本食レストラン

ジャカルタハラール日本食レストランバナー

「Block M Square」は、Block M地区にある庶民系ショッピングモールです。マレーシアにもある間口の狭い小規模店が多数入っている東南アジアスタイルで、映画館、スーパー、モスクが入っています。商品価格も安く、インドネシア系と中華系の方でごった返していました。

Block M Squareのフードコートでは、4件の日本食を発見しました。Hoka Hoka Bentoを含めた定食2件。ラーメン&定食1件。たこ焼き1件です。このうち「GOKANA Ramen & Tempra」は、ハラールマークを取得していました。

ムスリムはハラールラーメン&エビフライがお好き?

「GOKANA Ramen & Tempra」の特徴は、日本食だけでなくインドネシア料理のメニューもあることです。ホールスタッフは全員がインドネシア系。インドネシア伝統のデザインを活かしたユニフォームを着ています。お客様も7割ほどがインドネシア系でした。

スタッフによれば、日本食で最も人気のあるのは、ビーフラーメン(約300円)か天ぷらホットラーメン(約380円)とのこと。そこで、天ぷらホットラーメンを注文しました。

味と価格は完全現地嗜好の地元系ハラールラーメン

tempra_ramen

ラーメンは、スープが非常に辛く現地嗜好の創作ラーメンです。日本人的には、「ラーメンだね・・・」という感じの味だと思います。エビフライ、かぼちゃの天ぷら、サラダが別皿で付いてくるということもありますが、麺やラーメンの具等は貧弱と感じました。価格的には、セットで約400円と、周囲のお店と同様の価格帯です。

こちらのハラールラーメンは、現地嗜好に対応することによって、人気を伸ばしているようです。他のテーブルでも、ラーメンを食べている方が結構いらっしゃいました。ラーメン、定食、インドネシア料理等をそれぞれで頼んで、シェアしているグループやカップルもいました。

マレーシアのハラールラーメン店でも、エビフライラーメンがあります。マレーシアやインドネシアの方は、ラーメンにエビフライのトッピングがお好きなようです。私も何度かチャレンジしましたが、エビフライとラーメンは、日本人の嗜好には合わないと感じます。