マレーシアで日本語名刺を作ってみた。海外印刷の注意点は?
海外出張先で名刺が無くなってしまった。海外展示会でパンフレットが無くなってしまった。日本だったら近くのプリントショップで、30分もあれば作成できます。でも海外だったら・・・。マレーシアで実際に日本語の入った名刺を作ってみました。
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海外での印刷の課題は日本語フォント
インド人ビジネスマンから、マレーシアは安くて質の良い名刺が作成できると聞き、私もマレーシアで名刺を作ることにしました。クアラルンプールでは、オフィスビルやショッピングモール等に、プリントショップがあります。
日本語の入った名刺やパンフレットを印刷する場合、日本語フォントが必要です。日本語フォントが無ければ、日本語が印刷できないのです。
海外で日本語フォント無しで印刷する方法
海外で日本語フォント無しで名刺やパンフレットを印刷するためには、二つの方法が考えられます。
1.フォントのアウトライン化
イラストレーター等のデータの場合には、必ずフォントをアウトライン化してください。アウトライン化することによって、文字は図形に変わります。
2.フォントを埋めこんだPDF
PDFの場合、作成の際にフォントを埋め込む事を忘れないでください。フォントを埋め込まないと文字化けする可能性が高いです。
マレーシアで名刺作成
今回は、アウトライン化されたイラストレーターのデータが無かったので、名刺作成用のフリーソフトで、新たにPDFファイルを作成することにしました。できあがったファイルは、日本で手に入るインクジェット印刷用の物です。A4縦に2列×5枚の名刺が並んでいる形式です。
今回名刺の作成をお願いしたのは、Twenty One DIGISMART Enterprise さん。KLの郊外のAmpangに近いAXIS ATRIUM SHOPPING MALLに入っている、普通のプリントショップです。お客様のほとんどが、近くの中華系やマレー系の方のようです。
プリントショップでは、私が作成したPDFファイルを加工して印刷しました。一ファイルに一枚の名刺データで作成してあれば、加工賃は要らないようです。30分程で、プラスチック箱に入った名刺ができました。
マレーシアでは、名刺は箱単位で注文します。一箱100枚入っています。いくつかのショップで聞いてみましたが、一箱MYR25程度(約750円)から作成できます。今回は緊急に作成する必要があったので、すぐにできる物をオーダーしました。1-2日の時間があれば、特殊紙、ラミネート加工等も可能です。価格は、片面、両面、紙の質、特殊加工、発注数量によって決まります。
今回は、両面カラー印刷、データ加工賃(MYR10)込で二箱MYR60(約1,800円)でした。紙は250gの物を使用しています。印刷は日本メーカーのレーザープリンターを使っています。紙の質も問題ありません。
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海外出張や海外展示会等での印刷関連のトラブルを防ぐためには、フォントを埋めこんだPDFファイルを、事前に準備しておいたほうが良いでしょう。PDFでしたら、閲覧ソフトをインストールすれば、世界中のPCでもMacでも開けます。印刷結果もプリンターによって異なることもありません。