2019年度 日本のマレーシア直接投資額 【2593億円】
2019年度のマレーシアへの日本からの直接投資額が、全体の三割を占めたそうです。このエントリーでは、日本からマレーシアへの直接投資額について調べました。
マレーシアへの直接投資【日本が第一位】
第一位 | 日本 | 104億RM | 約2593億円 | 32.9% |
第二位 | 香港 | 86億RM | 約2141億円 | 27.2% |
第三位 | オランダ | 39億RM | 約967億円 | 12.3% |
マレーシア政府の発表資料によると、2019年のマレーシアへの直接投資額のトップスリーは日本、香港、オランダの順となっています。ちなみに第四位はシンガポール、第五位はアメリカです。
香港やシンガポールからの投資には、中国からの投資も含まれていると推測されます。それを考慮に入れると、日本と中国(中華圏)からの投資が、マレーシアへの直接投資の多くを占めていると言えるでしょう。
日本からマレーシアへの投資は増える?
2018年に成立した第七次マハティール政権の元「ルックイーストポリシーをもう一度」と言われ、日本との経済関係再強化が推進されました。日本からの投資比率が増えた背景には、その影響があるかもしれません。
2020年以降は米中対立激化に伴って、中国からの移転先や中国以外の投資先として、マレーシアへの日本からの直接投資が増加することも予想されます。
参考
Department of Statistics Malaysia, Official Portal
Net foreign direct investment (FDI) flows to Malaysia in 2019, by country